各現場監理状況。
8月に入りようやく梅雨明けもして、足止めしていた現場がやっと進むことが出来ます。
Dear Native Co.の現場は、上棟後雨仕舞を行いまして暫くは雨との闘いをしておりましたが、先日ついに折板屋根葺きまで漕ぎつけました。6m越えのガルバ折板とFRP折板が搬入されました。
こちらがFRP折板で屋根材をトップライトとして使用します。工房棟と住居棟の両方へ設置です。
9寸勾配の折板葺きがされました。職人さんにはこの様な急勾配で葺いたのは初めてとの事で、大変ご足労いただきました。
続いて内装の色決めです。いつも現物サンプルを用意して設計者サイドから幾つかのご提案をさせて頂いております。床・壁・天井を実際の空間で総合的に見て最終決定です。
和合の家は上棟後以降、長雨によって作業が殆ど進められず、柱梁の構造材も全体的に染みが発生。御施主様にも大変ご心配をお掛けしているところです。
現在の状態を受けて設計と施工サイドでは、構造材の全面的クリーニング(染み抜き)を掛けるとともに、合板類は全て張り替え、そして今後カビなどが発生しないように防カビ剤の施工や床下・天井裏の換気対策を検討していきます。
これは、クリーニングを試験的に行ったもので上下で一目瞭然です。
こちらは坪井の家の現場です。
WROKSに載せていませんが、鉄筋コンクリート造(RC造)の住宅です。災害に強い住まいという事でRC造とし、津波が来ても自宅で避難出来るように3階建てで計画していて、耐震等級は3を確保しています。
現在は1階の鉄筋組を行っております。そこそこの鉄筋量がありますのでコンクリートがしっかり回る様に注意しなければと思います。
引続き現場監理について、慎重に進めていきたいと思います。
佐野