楊子の家 屋根板金。
川沿いの敷地に計画している楊子の家の工事進捗状況です。
この日は、切妻屋根の棟にあたる部分にて屋根裏の通気を取るための換気棟の施工の確認を行いました。作り手は弊社ではのお馴染みのK板金のJさん。
既製品を使わないでJさん製作のオリジナル換気棟です。
真ん中の隙間から空気が抜けるようになっています。
下地の板へ板金のカバーをします。
千鳥に設置された水返しの様子。
そこへ棟押えを被せると、空気は抜けるが雨は入らないという納まりが出来ます。
平板をおもむろに取り赤鉛筆で線を書き始め、
への字の図が出来ました。
下図を基に切り・折りを進めるJさん。
ものの数分で棟押えの小口キャップを作成。
物凄くラフに作っている雰囲気をまといとてつもないスピード感で作り上げる精密さの腕前。少しきついくらいの遊びを設け巧みに微調整していくことでピタッと納めます。
屋根面の取り合いにシーリングを打ってマスキングテープを剥がすと…
現場加工とは思えないほどの換気棟の出来上がり。さすがです。
波板の外壁はコーナー役物レスでスッキリ納めていただきました。役物無しは綺麗に作れないからやめた方が良いよと言いながら、しっかりと応えてくれまして感謝です。オーバーハングした水切りも良い感じです。
もう少しで外部の仕上げが完了しますので、足場バラシの日も近いと思います。
佐野