素材。
今日のランチはカツ丼かなー?
う~ん、やっぱりラーメンかな?
いやいや実は、これスイーツなんです!笑
とてもリアルにつくられているので、よく見ても本当に分からない。
ある建設会社の営業部長さんが、こんな面白いスイーツを持って遊びにきてくれました。
浜松のサン・ラファエルさんが販売している おかしなお菓子シリーズというものだそうです。
他にも、うな重、海鮮丼、浜松餃子などがありますが、ウェブサイトで見たらどれもかなりリアル~。
視覚と味覚が一致しないものを食した時の感覚は、きっと何とも言い難いものでしょう。笑
さて、建築の材料でも○○調と呼ばれるイミテーション建材が数多く存在します。
木目調やコンクリート調など様々ですが、とてもリアルに出来ていて近くで見ても中には本物と見分けが付かないほどの物も..
ところが私はそれらの○○調と呼ばれる材料はあまり採用しないのです。
なぜなら、やはり偽物だからです。
素材を活かすという事は、なるべく素材本来の質感のまま使うことだと考えています。
木は木らしく、樹脂は樹脂らしく、鉄は鉄らしく、コンクリートはコンクリートらしく、偽りなくあるべきではないでしょうか。
プラスチックや樹脂で木目調にするのではなく、本物の木を使う。
それが例え安価な合板であっても本物を使うことに意義があり、本物と偽物には越えられないものがあると思うんです。
いくら似せても木の温もりが感じない事を五感は無意識に気付いてしまいます。
(イミテーション建材が悪いというわけではないですよー!使い方次第です)
ゆえに材料の選定をするときは常に自分の素材感を大事にしています。
だ け ど . . .
この おかしなお菓子シリーズはそういったギャップを楽しむものですから カツ丼を食べるぞーと意識を最大限高めておき、
いざ、実食っ!!笑
佐野