外壁タイル。
浜松市福祉交流センターの改修設計、今回は外壁全面改修の調査です。
外壁はこの様に全面タイル張り。
最近は採用が少なくなりました。
何故か?
流行もあるかもしれませんが費用が割高であること、経年変化でタイルが浮いてくる為、落下の危険性があるからだと思います。
7階の高さからタイルが降ってきたら大けがです。
全面打診検査を人の手で行い、悪い部分を張り替えます。
とは言いつつ、このラスタータイル、今は無きもの。
(ラスタータイルとは金属の釉薬をタイルに焼き付け独特な光沢のあるもの)
施設事務室に確認したら、30数年前竣工した時の予備タイルを取ってあるとのこと。
倉庫の奥で眠っておりました。
佐賀県の有田にある岩尾磁器工業というメーカーのものでした。
1720年代に創業のルーツがある老舗メーカーの様です。
今回初めて知りました。
ハコを開けると30年前の新品タイルがギッシリ。
でもコーナー役物ばかりで平物があまり無く..
やはり特注で焼くしかありません。(これがしたいだけ 笑)
サンプルとして、3つ借りてきました。
これを、何でも屋さんである LIXILの営業担当S氏へお渡し、早速試験焼きを進めて頂くことに。
何でも屋さんのS氏は、何でも対応して頂くのですが住設以外はサッパリ。
ほぼ社内の専門担当を呼ぶ係です。笑
一ヶ月後のタイル試験焼きを楽しみです。
佐野