清水寺。
短時間での京都滞在、どこに行こう.. 駅から近い所..
やはりここは、王道 清水寺でしょう。
人生三回目の京都で、清水寺に訪れるのも三回目。
しかし何度来ても良い所ですね。
梅雨の合間の晴天。
重要文化財である三重塔の丹塗りが、青空に栄えます。
美しい.. 汗だくになっても来てよかったと感じた瞬間です。
建築を見るというより完全に観光ですが、何やら変わったものが目に入りました。
樋?
本堂舞台には屋根が半分程度しか掛っていないので、軒樋を設けてあるんですね。
雨水は竪樋で下に落としたいところですが、軒の出が深いためか谷に向かって開放されています。
樋があるとはそもそも知りませんでした。
そして、本堂舞台を支える懸造り(がけづくり)。
高さ13メートルの舞台を支えている18本の欅の柱、圧巻です。
釘は一本も使われていません。
柱と貫で組合せ、楔(くさび)で締めています。
更によく見ると、貫の水平部分には小さな屋根が設えてあるではないか!
建物を長年もたせる為には、木を水から守ること、雨水を適切に切ることが大切という事です。
どんなに強い材、構造であっても避けて通れない自然の節理です。
名建築に学びました。
佐野