撥水材。
上山手の家の外壁は、フレキシブルボードというセメントと補強繊維が主原料のボードです。
基本的にセメントですからそのままですと水が染み込んでしまいます。
その為、仕上げとして撥水塗装を施します。
これは撥水材を半分塗ったサンプル。
塗った直後は、濡れ色ですが乾けば元の質感に戻ります。
しかし塗られた様に見えませんね。
本当に塗ってあるのか試しに濡らしてみました。
左側が撥水し、右側は染み込んでるのが一目瞭然。
大丈夫そうです。
外壁全体の撥水塗装を終え足場のメッシュシートがついに外されました。
漸く外壁がお目見え。
ヨロイ張りの陰影もしっかり出ています。
フレキシブルボードを採用するのは初めてでしたので、色々と慎重に進めてきましたが、やはり中々難しい材料です。
現場監督さんや職人さんと検討を重ね何をどうするとどうなるか、今回随分と理解できました。
次に採用する場合に活かしたいと思います。
佐野