名橋。
現場に向かう道のり、国道バイパスの混雑状況が毎回異なり読めません。
この先はダメだなと感じた時には、一般道へ迂回するようにしています。
先日も迂回の為バイパスを降りたのですが、何気に初めて通る道を選択。
その先にある大井川の橋を通過中、古そうな鉄骨トラスが目に入りました。
ワーレントラス橋と呼ばれる構造だと思いますが、細やかな部材の組合せの架構が印象的でした。
調べてみたところ、大井川橋という日本百名橋というものの一つだそうです。(静岡県内は3つ、富士川橋、大井川橋、浜名湖大橋)
1928年(昭和3年)に造られたようで、当時は現在の様に種類豊富な鋼材が無かったのだと思います。
アングルやプレートなどの小さな部材の組合せで、これだけの架構を造るのは相当な手間です。
しかも現在の様なハイテンションボルト接合も無かったので、小さなパーツ一つひとつ全てリベット接合ですから気が遠くなります。
だからこそでしょうか、架構の姿に「味」を感じました。
人の手が造り出すというものづくりの原点があったように見えました。
(※写真は助手席から撮影)
佐野