TMS。
今月初めに開催されたTMSこと東京モーターショー。
丁度グッドデザインエキシビジョンの会期と同じでしたので、これはチャンスとばかり行ってまいりました。
車のデザインは個人的に興味があります。
車単体のデザインとしても勿論なのですが、その進化が面白いと感じています。
車というのはマイナーチェンジやフルモデルチェンジを繰り返して今の姿になっております。
各メーカーのアイデンティティがどの様に変わっていくのか新旧を見比べるのは本当に面白いです。
そういった意味でコンセプトカーというのは重要に感じます。
特にフロントのデザインで大事なのはグリルとヘッドライト。
こちらはマツダコンセプト魁。
5ポイントグリルのフレームがシャープに迫出してきました。カッコイイ..
もう一つマツダコンセプトVISION COUPE。
まるで無垢から削り出した様な造形。痺れます。
BMWのコンセプト8SERIES。
伝統のキドニーグリル。誰が見ても一目で分かる一貫したアイデンティティ。
もう一つBMWコンセプトZ4。
イカリングと呼ばれていたヘッドライトのコロナリングは、ヘキサゴン形状へ進化。
そしてZ4では、これまで横並びだったものが縦並びへ。
スバルのコンセプトVIZIV PERFORMANCE CONSEPT。
フロントグリルはスバル=六連星、コの字のポジションランプ、そして水平対向エンジン。
AudiのコンセプトQ8 sport consept。
ヘッドライトと一体化されたシングルフレームグリル。
さらにエッジが強調されています。
まだまだ、いっぱいあるのですが、キリがありません。
これまでのデザインを継承しつつも更に良いものへ進化をしていく。
過去を否定していくのではなく過去を肯定しなければいけない。
簡単なようで難しい事なのではないかと思います。
建築も同じなのではないかと感じますね。
佐野