新素材。
独立以前より お世話になっているメーカーさんから海外製品の新しい材料のご案内を頂きました。
顔料を練り込んだセメント系の材料で見た目は薄物ですが、結構重量があります。
繊維を混ぜてあるので割れには強いとのこと。
カッチリしているのでドイツ製かと思いましたが、生産はベルギーらしいです。
表面はヘアラインの様な表情になっています。
素材はセメント素材そのものなので、色合いが均一ではなく程よくバラつくそう。
これが、建築物の外装使われるとこんな感じ。
オープンジョイント(パネルの隙間を開けて張る)の目地によって出来る影のラインがしっかり表現されるので、ハコ型の造形でもシャープな印象になっています。
私は工業製品であってもなるべく物質の素材を感じられるものを選びたいと思っていまして、色合い・質感が程よくバラつく感じは好感がもてます。
しかし、この製品 鉄筋コンクリートを対象としている模様。
建設費がのす構造の仕上げとしては、かなり負担が掛る気がします。
リノベーションなど既存を活かした計画などでは、使えるかも。
頭の引き出しに仕舞っておこうと思います。
必要な時に出てくると良いのですが…
佐野