3次曲面。
音の森こども園の現場進捗状況です。
木造平屋の屋根はL型の片流れの大屋根なのですが、園庭側は曲線で且つむくりが掛った形状をしています。したがって屋根全体が3次元で面が捩れたものとなっていて屋根勾配も場所毎に全て異なります。
垂木一本一本の勾配、長さがほんの僅かにズレていくことで全体の形が出来上がっています。しかし隣り合っている材はほぼ施工誤差と言って良い程(約1.5㎜前後)の違いしか無いため管理が非常に難しい..
そんな屋根面に追従する室内の天井。
天井面も同様に面が捩じれていきますが建材は全て直線でフラットなので頭が痛いです。
3DCADで3次元モデルを作成しリアルタイムで視点を回しながら現場メンバーとエンドレスのミーティング。幾度となく議論を行い、ようやく建て方を迎えられるところまで来ました。
来週からの建て方が不安であり楽しみであります。
佐野