豊岡総合会館へ。
弊社と親交の深い渡辺隆建築設計事務所さんが設計監理をされている(仮称)豊岡総合会館の現場へお邪魔させて頂きました。
地域に根付く公共のコミュニティ施設なのですが、とにかく長い!
切妻屋根の平屋で、なんと全長100mもあります。
北側にある小高い山から見下ろしてみると遠くの山の緑と見事に調和していました。
こちらは南側正面ファサード。
コンクリートフレームと開口部というルールで構成されているそうです。
屋根は折板。
折板屋根というと通常は工場や倉庫などでよく見かけるのですが、ここではいつも見る折板とは一味違います。
細部に渡る納まりが綿密に検討されていますね~。
軒先のディテール。
野暮ったくなる折板の軒先フレームはオリジナルで特注製作!
カチッとした印象でありつつシャープに出来上がっています。
重要な部分です。
ガンダム好きな渡辺さんらしい形状です。
こちらは深く伸びた軒下。
鉄骨の垂木はH鋼を鋭角にカットしている所など苦労が目に浮かびます。
現場では職人さんが耐火塗装を塗っていましたが、難しそうでした。
コンクリート打ち放し仕上げ。
ラワン合板型枠を使ったもので、あまり見ることが出来ない仕上げです。
ラワンの木目が薄っすらと転写されて良い雰囲気です。
取り入れてみたいけど火傷してしまいそう..
内部は足場で満たされていたので撮ることが出来ずでしたが、
あらゆる部分が「濃い」豊岡総合会館は、3月に竣工です。
地域の多くの方に親しみを持ってもらえる建築になったらいいですね~。
佐野