オープンデスク。
本日から事務所に約2週間オープンデスクに来てくれることになったS君。
国立大学修士卒の好青年で、我が事務所の仕事や建築に興味があるという事で自宅のある静岡市から浜松に泊り掛けで参加してくれます。
事前にお会いしてS君の話やポートフォリオの内容を伺った印象としては、思考力が高く考えるという事に強い意欲を感じました。正解のないものに対する考える力というのは、出来そうで出来ない事です。何をして良いのか分からない課題やテーマに対して、どの様な事に着目して形に表していくのか。
1+1=2といった一つの答えがないものへの挑戦が、実務とは別に良き建築づくりには欠かせないと思います。社会に出てからその様な力を養うのは、日々の業務に追われて薄れていくもの。だからこそS君のような人の情熱は大切にしなければいけませんし、私達の事務所の仕事もそういうものでありたいです。
(左がS君、右が清水君)
S君には実際のプレゼン業務において、先方に対してどの様なアプローチで展開していけば良いのかというプロジェクトの初期段階のお手伝いをして頂くことになりました。担当の清水君と一緒に雑談を交えながら、そして時々私が横やりを入れつつ和気あいあいと。
これから少しの間では有りますが、実際の仕事のこと、事務所のこと、お互いのことを分かり合えたらと思います。私としては常時5人で居る事務所の雰囲気がこれまで以上に多様に感じてワクワクしております。
佐野