先日行われた、第18回キッズデザイン賞と令和6年度日事連建築賞の表彰式に出席をしてきました。

キッズデザイン賞の授賞式では、こども政策担当大臣賞という名誉ある賞で加藤鮎子大臣の名が記された表彰状を古賀政務官から授与いただきました。

授賞式の後にはシンポジウムがあり、スライドによるプレゼンテーションで作品の紹介をし審査委員長の講評や質疑応答など行いました。

受賞者の皆様はスライドの準備も周到な上、発表も上手でとても分かりやすく作品の良さが伝わってきました。その反面、私自身は上手くできたかどうか..？

日事連建築賞はこれまでに何度か受賞しておりますが、何度いただいても嬉しいものです。

記念にプレゼンパネルの前で撮影してきました。

自分達なりに良い建築をつくりたい、より高みを目指していきたいという想いで設計をしておりますが、その結果としてこのような賞という評価をいただけたことは大変励みになります。今後の活動に繋げていきたいと思います。

佐野

5年前に竣工した音の森こども園で進行中のプロジェクト『音の森公園』づくり。先日工事が完成しました。理事長とともに完成の確認を行いました。

園舎の高麗芝の園庭と山の間にある広場は、自然につながりを感じられるように野芝を張りました。

元々あった基壇の形状をそのまま活かしつつ、地形が崩れないような処置を施しました。そこへ木の階段を設け森への入り口をつくりました。

木陰がとても気持ちいい。

園庭と野芝の広場と森。それらを囲うように曲線の園舎があります。

水脈改善の様子。山の水を上手に流すことで水と空気の循環が生まれ健康な環境が整います。子どもたちに相応しい場所になったと思います。

木陰の下にデッキのステージを設け、ここでランチをしたり発表会をしたり想像が広がります。

森の中の散歩道。植物や生き物と触れ合う場所ですね。

湧き出る山の水は一旦溜池で集めて自然に流れるような仕組みをつくりました。これも音の森公園の見せどころです。

用地の取得から公園計画、工事まで数年のプロジェクトが完了。音の森こども園の創設時から山との関わりを考えてきましたが、今回の整備がされたことで園としての本当の完成に近づいたと感じます。

今後も利用しながら改良やメンテナンスを重ね常に変化していくことになると思います。引き続き音の森こども園を見守りたいと思います。

（音の森公園整備についてナインスケッチさんのブログで詳しく紹介されております。そちらも是非ご高覧頂ければと思います。）

佐野

静岡県掛川市内に計画している住まいの大池の家の現場進捗状況です。先日、地鎮祭を終えまして現場は着工しました。八角形の地縄（位置出し）行い設計図との照合、想定範囲内を確認です。(縄が細くて画像ではあまり見えませんが…)

次に地盤改良工事。基礎下に一定間隔で柱状改良を施します。穴の空いている部分に改良が行われております。

そして根切り(掘削)、砕石・防湿シート敷き、捨てコンクリート打設を行い、基礎の鉄筋組みと型枠立て込みが完了。少し立体感で出て八角形が見えてきました。

配筋検査を行い、梁・土間・補強などの鉄筋の数(間隔)や径(太さ)や被り厚さなど問題ないか全数チェックをしました。

基礎コンクリート1回目の打設完了。より一層、形が明確になりました。

敷地に対して45°傾いた間取りであることが分かります。

続いて、基礎立ち上がり部分のコンクリート2回目を打設完了。

あとは外部の土間や増し打ち部分の3回目打設が予定されております。

現場での作業と並行して、現在はプレカット図面のチェックと打ち合わせの大詰めに入っております。監督さんやプレカットのスカイさんと私達皆んなで綿密に時間を掛けてきましたので、上棟は心配というより楽しみです。

佐野