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地鎮祭。

先日高岡の家は、地鎮祭を迎えることが出来ました。
天候は秋の長雨の為、生憎の空模様でしたが、神事は滞りなく終えられました。
jichinsai-1
雨降って地固まるというコトワザがあります。
雨が止んだ後は、前よりもまして固くしっかりとした、良い状態になるということですね。

地鎮祭とは地を鎮める祭り。
工事の無事や安全と建物や家の繁栄を祈ることは勿論のこと、土地の神様を鎮めその許しを得る為の儀式でもあります。
神様のお許しのもと、天の恵み(雨)により、確固たる地盤が築かれるのだと考えたいです。


その後、建物の位置出し。
jichinsai-2

これまで図面で見ていた建物の輪郭を原寸大で御施主様と確認です。
境界線からの各所の寸法や、その他の位置関係も問題なさそう。
位置を確定し、いよいよ工事開始です。
今後約7ヶ月に及ぶ工事監理、抜かりなく気を引き締めていきたいと思います。

佐野

Posted on
Sep 26, 2016 at 7:30 PM
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Author
sano

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ディテール。

吸音、トイレ、木造建築に続き、待望のディテール階段特集!
前回の階段特集から8年ぶりです。

detail-1

ディテールという季刊誌をこよなく愛する私。
建築は、ディテール(詳細)の積み上げで出来ていると考えています。
目指すべく形や表現すべく事を実現する為にディテールはとても重要です。
巨匠ミースは「神は細部に宿る」と言っています。

意匠的で美しく、構造上合理的であり、性能を満足する、そしてそれは決して部分的ではなく建築の主旨と繋がること。
ディテールは誇張せず、無意識の意識に働きかける、美しいと感じるものの裏には必ず研ぎ澄まされたディテールがあると思います。
今回の階段特集は、まさにディテールの集合体。

掲載されている作品の一つ、京都国立博物館 平成知新館。
谷口建築設計研究所の設計です。
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今年の6月に訪れた時に撮影したものです。
複数の素材は並列に寸法が整えられ、シンプルに美しくそして堅牢な造りでした。
そして、昇降し易い。さすがですね。

一方こちらは、以前私が設計した学校の階段。
detail-3
画像では分かり辛いですが、鉄板段板を留める溶接のラインや補強リブなど気になります。
まだまだ検討の余地はありそうです..

住宅・一般建築を問わず、階段は単なる昇降装置ではないと考えています。
移動という機能を超えて空間に質を与えてくれる、そんな階段を創りたいです。

佐野

Posted on
Sep 23, 2016 at 8:30 PM
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Author
sano

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お引渡し。

上山手の家は先週、設計検査、手直し、完了検査、写真撮影を終えまして、無事 お引渡し致しました。
工期は約4ヵ月半とタイトなものでしたが、現場の皆様のご協力の御陰様です。
kamiyamate-hikiwatashi-3

お引渡しの立ち合いは都合により出来ませんでしたが、当日は御近所様にお披露目を。
光の十字廊は、かなり好評だったとお知らせ頂き嬉しかったですね。
頑張った甲斐があります。

お引渡し前日は完成写真の撮影を行いました。
今年は秋の長雨でここの所ずっとスッキリしない天候、予報にかなり翻弄されました。
kamiyamate-hikiwatashi-1

撮影当日は、晴れたり曇ったり雨が降ったりと色々。
結局カメラマンさんには無理を言って2日間の撮影をお願いしました。
(しかし次の日も雨⇔晴れ⇔曇り..)

それでも幾らかは撮影出来たと思いますので、写真が上がってくるのが楽しみです。
完成写真は準備出来次第 WORKSへ掲載していきたいと思います。
その際には、このブログの記事でもお知らせします。

佐野

Posted on
Sep 21, 2016 at 7:00 PM
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Author
sano