インターオフィスの営業さんから頂いたA3ファイルが入るトートバッグ。
キャンバス地で厚みがあり、A3サイズでもあまりヘタらない適度な硬さ、肩に掛けられる持ち手の長さ、A3用紙を多用する我々としてはかなり重宝しております。

そして決め手は、inter.officeのロゴを主張させずその存在を99％消しさり、だけどドットの丸だけは遊び心で黄色としたデザイン。
ステキ過ぎます。

よく目を凝らすとロゴを見ることが出来ます。

内部は黄色の裏地で機能的なポケットが多数。
資料を取り出すときにチラッと見せるビビッドカラーが先方にワクワク感を与えてくれます。

テラダモケイ寺田さんによるデザインを示すタグとサイドポケットのファスナが尚良し。
ファスナ引手のデザインもしっかり施されています。細かい。

A3図面を想定したサイズ、機能的なバッグ、ロゴの存在を消しつつ主張し過ぎないデザイン。
設計に携わる者が使いやすくなる様にという想いが込められているそうです。
私達の事務所はかなりツボにはまっております。
良いものを頂きました。

佐野

先日、後藤周平建築設計事務所さんが設計を手掛けられた店舗の内覧(+飲み)会へご招待頂きました。
磐田駅前の商店街ジュビロードにオープンしたクラフトビールのビアバー＆美容室という異色の複合店舗です。
自制中ですが、私ビールは大好きなのでウキウキで参加させて頂きました。

築80年というかなり古い建物なのですが、古い部分をそのまま透明ポリカで覆ってしまい保護・保存しようという主旨。

後藤さんとのお話の中で面白かったのは、保存した古い部分をポリカ越しに見ると時間が止まっているようだと。
これは体感しなければ伝えられない感覚なのですが、確かにその通りだと感じました。

空間の時間は止まり、ビールは進み、同業者との近況報告などの交流も弾み..　終電間際まで盛り上がりました。

髪をカットするついでに一杯、寧ろ一杯飲みに寄ったついでにカットしていく、新しい組合せのサービス。
ジュビロ―ドの商店街が盛り上がると良いですね。

佐野

お盆休み前半の旅行2日目は、伊豆から伊豆スカイラインを利用し箱根へ。
伊豆スカイラインは、私お気に入りのルートです。
道は空いていますし、景色は良いですし、距離もそこそこあるので走りごたえもありドライブ好きには最高。

山から吹き下す風がとても心地良い。

更にスカイラインを進むと道端に野生のシカ親子を発見。
野生のシカ、初めて見ました。

箱根で訪れた先は、箱根関所。

こちらも前日の韮山反射炉同様に、失礼ながら期待はしていなかったのですがまたも良い意味で裏切られました。
地元の新居関所とは随分と差がある様に感じる次第。
現在建っているものは復元されたものですが、当時のものを忠実に再現しているとのこと。

礎石凹凸を見事に合せた土台。
あまりにもぴったりなので巾木(板状)かと思ったのですが、土台とは。

礎石の形に合せることで噛み合って土台がずれない為非常に安定しているようです。

簓子下見板張り。
何気ない外壁の一部ですが線と陰影が美しい。

その美しさに貢献している漆黒の渋墨塗り。
柿渋とすすを混ぜたもので防腐と化粧として用いられています。

板目も分からない程、真っ黒で完全な艶消し。
そして板戸に打たれた和釘がまた良い。

伝統的なディテールは機能と美しさを兼ね揃えているんですね。
これだけで私としては十分楽しめました。

佐野