外壁。
昨日に引続き、上山手の家。
外壁は、フレキシブルボードを下見板張りします。
ヨロイ張りとも言います。
外壁屋さんにコーナー部分を使ってモックアップの製作をして頂きました。
この日は本格的に張りだす前に、納まりの確認です。
フレキシブルボードとはセメントと補強繊維が主原料の不燃ボードです。
高圧のプレスで加工するため湿気などでの寸法変化、反りなどが少なく品質が安定してるという特徴がありますが、
変化の少ない分、留めつけるビスの熱膨張による割れなどを注意する必要があります。
雨仕舞いの基本は材と材の「重ね」が大切です。
水が内側に回らない為に、物理的に外へ逃がすような造りを改めて現場検証です。
数分後..
下見板状に張れました。
良さそうです。
あとは開口廻りなど割り付けに注意して行けば..
1つでも割り付けがずれたら全て破綻してしまいますので!
フレキシブルボードは大量生産の建材ですが、セメントは素材感がある事と
ロットによっても自然なムラがあり、外壁に表情が出る事も楽しみです。
佐野