社内検査。
Dear Native Co.の現場です。
外構と御施主様施工で幾つかの残工事がありますが、ほぼ完成となりまして事務所検査を行いました。
山の緑を背景に住居棟と工房棟で3棟のような外観です。
工房棟の搬入口とショップエントランス前。外構の砂利敷き真っ只中です。
山側の裏庭です。裏と言っても南向きなので木洩れ日が落ちて気持ち良い場所になりました。
正面が住居棟です。外廻りのチェック中。
住居棟のエントランス側です。山を背負っておりますので、落ち葉を想定して屋根の樋は無しとし、軒下に砂利敷きを行い垂れ流しです。
工房棟内部。内装仕上げは行わず下地を剥き出しですが、後で棚を付けたり使い勝手は良いですし、この武骨さがこの場所には合っている気がします。
敷地の形に合せて奥行きの違う2連切妻の作業場。
ごく普通の引違い窓の並びですが、基壇状の敷地から見下ろす田園風景が見えて最高です。建築の存在は完全に脇役で良いです。
メインの作業場です。ここに様々な加工機が入ります。がらんどうより、加工機が入って稼働した状態が早く見たいです。
こちらは住居棟。
主となる場所の、リビングダイニング。外観は工房棟と住居棟でほぼ同じですが、内部の様子はかなり異なります。
ソファーやダイニングテーブル、キッチンや木製建具など御施主様施工が多数残工事となっております。御施主様でありますが、お尻をぺしぺし叩いて早く造って頂きたいと思います。
2階のブリッジの片側も家具工事。手摺兼用のしゅうを設置予定です。
個人的に気に入っている部分1。
無垢ナラ材のストリップ階段。材料も良いですし、大工さんの腕が素晴らしいです。
個人的に気に入っている部分2。
階段手摺の仕口です。手触りで不快のない極小の糸面で組み合わせた、極小の面落ち。ほぼ全て同面納めです。
個人的に気に入っている部分3。
床ガチかササラガチかどちらか目を凝らしても分からない程精巧に出来ています。
個人的に気に入っている部分4。
地味ですが、床下点検口。既製品は使いたくなかったので隠し扉の様に造っていただきました。
開けるとこの様な感じです。
個人的に気に入っている部分5。
床埋込のコンセントボックスも同様です。既製品の床コンセントですとどうしても段差が出来てしまいますので。
個人的に気に入っている部分6。
柱脚と朝鮮張りのフローリングも凄く綺麗に納めていただきまし。
ということでぐるりと検査を行いましたが、指摘はほぼ無し。むしろ素晴らしい施工に感謝をいたします。
残工事の家具や建具などが出来た本当の完成形が楽しみです。恐らく住みながらずっと手を加え続けて行くのかなと思いますが、それが住む楽しみとも言えます。
佐野