左官資料館の現場進捗状況です。
先日の上棟から工事は内外装工事へ進んでいます。

1階ではコンクリートの重量感ある躯体が現れていまして、今後は土にスサと少量の石灰を混ぜた材料の土壁仕上げを施す予定です。

様々な左官仕上げの研究、試作を行う場所のラボ。この開口部は、それを訪問者が見学できる仕組み。

空中に浮いている部分のピロティ。天井の左官下地合板が完了。

屋根が葺き終わり、雨仕舞が整いました。

軒裏もピロティ同様に左官下地合板が完了。

2階木造部分では、細かな構造金物の施工と耐力壁の施工の確認。

再び外部。サッシが付き、防水紙が貼られていきます。

外壁の雨仕舞が終われば内装工事へ。石膏ボードや断熱材が入ったところ。

内外装の下地工事と並行して、仕上げ材の試作も検討。こちらはコンクリート部分へ施す版築仕上げのモックアップ。地場の土を使った極めて自然な色合いの層が魅力的です。

様々な左官仕上げが採用されるため、その組合せを皆で議論して調和を図ります。多岐にわたる左官に触れられて改めて左官の奥深さを感じつつ、貴重な経験となり本物件に携われることに感謝です。

佐野