ポーラ美術館。
ゴールデンウィークの嵐の夜が明けた快晴の日に行ってまりました。
妻の実家である御殿場には年に何度も訪れていながら、初めてのポーラ美術館。
御殿場市内から20分少々、か..かなり近かった..
車を停めてエントランスに向かうアプローチは最高に気持ち良い!
これ以上ないであろうロケーションですね。
1階のエントランスからは、ガラスのハイサイドから山の風景と地下1階、2階が見下ろせます。
開放的でありつつ、地下に向かうことで落ち着く感覚を覚えました。
ポーラ美術館は、ポーラ化粧品のオーナーであった鈴木常司さんが収集した美術品などが展示されています。
絵画のコレクションには、モネ、ルノワール、セザンヌ、ファン・ゴッホ、ピカソなど多数、
また化粧品メーカーということもあり美術・化粧を織り交ぜた展示などもあります。
ギャラリーは全部で5つ、一つ目は絵画と化粧道具、ファッションの展示でした。
歴史ものの映画などで見る女性ファッションが、時代毎にどのような背景で生まれ流行し変化していくのかなど、個人的にはこのギャラリーが一番面白かったです。
ファッションと絵画、美術はかなり近い関係(同じ美という)だという事も興味深かったですね。
しかし正直、美術鑑賞は不慣れな私..
ギャラリーの途中 こんなメッセージが壁に書いてありました。
作品と向き合うのに知識は必ずしも必要ではありません。
ひとりひとり、その時々、作品との向き合い方は自由。
無限の可能性があります。
鑑賞するというより、むしろ体感するように、じっくりと作品と過ごしてください。
こんなことが書かれていたのを読み、肩の力が抜け急に美術というものが近く感じられる様になりました。
展示方法もかなり工夫はされていることもあったと思いますが..笑
こちらは、地下1階のカフェ。
とても「地下」とは思えない。
利用されている方は、気持ち良さそうでした。
美術館の模型がありました。
全体のプランは十字型で、周囲がすり鉢状になっています。
地下の建物ですが、土に埋っている訳ではないんです。
箱根仙石原の環境・景観保護の観点から建物はその主要部分が地下に計画されたようです。
最後のオマケに、スイッチ。
神保電器のNK SERIESスイッチプレート。
弊社の事務所でも同じものを採用しておりますが、確かポーラ美術館の為にこのスイッチプレートが開発されたと記憶しています。(間違っていたらすみません)
多くの設計者が採用しているこのスイッチプレートの第一号。
建築、美術、オマケまで含め、楽しめました!
佐野