片言の言葉の様な題名、あわのきかく。
ブランディング、グラフィック、ウェブ、映像、雑誌、写真など多様な提案しているデザイナーさんです。

以前から気になっていたのですが、ウェブサイトやフェイスブックページなどあれど素性が全く分からない。
どんな方なのか、どこの方なのか..（興味のある方はあわのきかくサイトをご覧下さい、全然素性が分からないので笑）
よく分からないけど作品が面白そうだったためフェイスブックで「イイネ」を付けたところ、あわのきかくさんから連絡を頂きました。

結果..
小中高とも同じ学校の1つ下の後輩（粟野くん）であることが判明。こんな偶然があるのかと。
あわのきかく＝粟野企画。

名刺と封筒を頂きました。

タダの白い紙と灰色の封筒…
粟野くんいわく、分からない様にしたい、なぜならなるべく仕事をしたくないから..と。
仕事をするために名刺を交換するのに仕事をしたくないから見えなくするとはなんと、斬新な発想。笑

名刺の拡大。

これでも殆ど分かりませんが、文字型を押してへこませた部分へクリアのインクをのせているだけとのこと。
そして極厚のため、名刺入れに10枚程度しか入らないという、まるで配る気の無い代物。

封筒の拡大。

ライトグレーの封筒に白い印刷をのせて、文字の部分を抜いているらしいのですが、殆ど読めません。
彼の住所は、名刺、ウェブサイトとも記されずこの封筒のみしか知ることは出来ません。
にもかかわらず、ミクロでほぼ見えない文字。
この封筒で郵送したところ、郵便物が不明になった過去もあるとか！笑

でも私、かなり気に入りました。
後輩だからという訳ではなく、デザインの大胆さが面白い。
仕事をしたくないというのも、面白くない仕事ではなく面白い仕事がしたいという意思表示の現れで凄く大事なことだと思います。
クライアントの意向は当然第一です。
しかし納得のいく仕事が出来る事、そして自分自身が楽しめる事、それを欠いては活動する意義がありませんから。

弊社の名刺もリニューアルするときには、あわのきかくさんとコラボしてみようかな。

佐野