建築倉庫。
お盆休みせっかく東京まで出かけて、国立西洋美術館30分のみで帰るのはあまりにも切ないです。
帰り際にちょこっと寄っていける所.. 探した結果、天王洲にある建築倉庫ミュージアムへ行くことにしました。
すかさず子ども達「そこって面白いのぉ~??」
明らかに不信感を持った質問、黙ってついてらっしゃい!
建築倉庫ミュージアム、6月18日にオープンしたばかりの建築模型を展示しながら保存するという所です。
国内外で活躍する建築家による作品の模型がずらりと並んでおります。
少し薄暗い倉庫内。
様々な模型がありました。
大きな規模の模型。
小さな規模の模型。
コンセプト模型。
ダイアグラム模型。(多分)
この模型は、彫刻家の名和晃平さん|SANDWICH設計による「洸庭(こうてい)」。
今秋9月に広島でオープンする神勝寺 禅と庭のミュージアムを象徴するアートパビリオンです。
木材で柔かく包んだ舟形の建築空間で波に反射する光を体験出来るものだそう。
神勝寺 禅と庭のミュージアム、機会があれば是非行ってみたいですねー。
最後に、スタディ模型。
私はスタディ模型が一番面白かったです。
無から出来上がる経緯が追えるのは、非常に興味深いと思います。
ある案を充実させていくが、ある段階で行き詰まり全く別の案になっていったり、結果最初の案に戻ったり。
私も、多くはないですがスタディ模型やエスキス、スケッチは全て保管しています。
自分がどうゆう思考のもと案をまとめていったのかを振り返られるように、それらを時系列にファイリングしています。案を考えるのは楽しい反面、上手く行かず苦しむことも多々あります。
行き詰って苦しい時に、過去の自分がどんな所で苦しんで、その後に出た案がどうだったかを振り返られると自分に打ち勝てる気がするんですね。
この多量のスタディ模型はもっとハイレベルなものだと思いますが、やはり興味深いです。
小一時間の鑑賞でしたが、国立西洋美術館30分の悔みを十分に挽回できました!
因みに子ども達の反応は「意外と面白かった」.. だそうです。笑
佐野