河合さん2。
岐阜県で活動されている河合啓吾建築設計事務所さんの内覧会の2件目です。
塀と塔という住宅。
敷地境にあるL型コンクリート塀と外壁を同じ高さで揃ええありました。
建物4辺がぐるりと開口部。
中に入ると、なんと内部の間仕切りも全て同じ高さで揃えられていました。
全てランマの開口部は程よい光を取り入れてくれます。
画像は手を伸ばして少し高い位置から撮ったものですが、体感としては壁の高さが個室として問題ない仕切りにもなりつつ、内部のどの場所であっても全体が横に抜けて繋がっている。
床もいくつかの高低差があり、場所によって目線や居場所を操作されている様に感じました。
しかしシンプルな構成と思えど、建築として成り立たせるには難易度はかなり高いもの。
絶妙な寸法の押さえ、生活機能の担保、苦しさを一切を感じさせない出来は流石です。
河合さんの実力を感じました。
同じ設計者とは思えぬ全く質の違う2つの建築で、とても勉強になりそして刺激もたくさん頂きました。
河合さんありがとうございます。
佐野