境界。
お盆休みに三保松原を訪れた時に波打ち際が砂利になっていたこと、河と海によって出来た地形がとても印象に残りました。
その後数日間思い耽り、河が海に変わるところはどうなっているのか?という興味が湧きあがりました。
そういえば、地元の天竜川と遠州灘の境界を見たことが無い..
今更気付きました。と言うか考えたことが無かったです。
ある日の夕方に行ってみました。
やはり、河口付近は砂利なのでしょうか。
私の知っている遠州灘は波打ち際も砂浜です。
東へと歩を進めます。
右側、遠州灘。
荒れる波が立っています。
左側、天竜川。
穏やかな水面で、流れは殆ど無いように見えました。
そして、その間である境界部分。
右から押し寄せてきた波が河のゆっくりした流れにより相殺されています。
右を向けば、荒れる波、左を向けば穏やかな水面。
両方とも大きな力を感じます。
一つの場所でこの様な現象が起きているとは、なんと面白い。
まさに静と動。そして、その間の境界。
自然界が創りだす中間領域の体験は個人的に非常に興味深いものでした。
しかし車を降りてからが長かった、砂に足を取れらながら往復で約1時間。
帰りは、灼熱の西日でオアシスの蜃気楼を見ているようでした 笑
佐野