浅田の家。
弊社サイトの実績として掲載している浅田の家は、私の祖父母の住宅として7年前の区画整理により建替えた住宅です。
ところが祖父母は既にかなり高齢でしたので、残念ながら新築後間もなく祖父が他界、一人になってしまった祖母も直に施設に入ることになり、数年間空き家になっていたのです。
誰も使う人が居ないのであれば・・という事で事務所として私が借りることになった訳です。
さて、浅田の家の設計趣旨を一言でいうと「一間-ひとま」です。
高齢の祖父母は、段々と足腰も悪くなり外へ出ることも一苦労。
家に閉じこもってばかりで外部から隔離された生活は豊かとは言えないと思いました。
だから日常生活へ積極的に外部を取り込みたい、庭を含めた家全体が「ひとま」と言える構成にしようと考えました。
このように全ての部屋は庭を中心に間取りし、家のどこにいても外部と繋がることが出来ます。
庭は植栽で適度に目隠ししつつ、歩道を歩くご近所さんや学生の自転車、交通状況など街の様子が部屋の一番奥からでも伺えます。
事務所として使う事になった今もショールーム的に住まいのイメージが出来るように、極力住宅に近い姿を保つようにしています。
なるべくオフィスっぽくない家具を選んだり、OA機器など見えない様にしたり、無線化をしたり、
特にお気に入りのオフィスチェアは、メタリック素材がほぼ見えないブラック樹脂仕上げのモノで地味に工夫しているんです。
誰も気付いてくれませんが。
こんな感じでスタッフの久野とマッタリとしている時もあります。
まぁ読んでいるフリですね。
ということで、和やかな雰囲気のSN Design Architects事務所はいつでも見学可能、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。
アポなしでも大歓迎です!
佐野