1/200。
良いと思うこと、その共通認識を持つために図面やスケッチ描いたりCGを作成したりしますが、立体的な空間や構成や造形の雰囲気を伝えるためには、模型による表現は大事です。
最近、計画段階のごく初期に造る模型縮尺が1/200(1mは5㎜)になることが続いています。
1/200の模型では、建築の中を覗くというより全体の大きさや配置や雰囲気を俯瞰するかたちになります。
要するに結構小さな状態になりますので、往々にしてスケール感が狂います。
大きな空間であっても小さく見えたり。
その為、比較対象として1/200の人間模型を必ず入れる様にしています。
カッターマットのマス目の1cm方眼は、1/200の世界では2m。
人間模型の大きさが分かるかと思いますがボンドを付けるにも足の裏面が1mm㎡もありませんので、せっかくセットしても気付くと寝っ転がってたりしています。
中にはマイケルジャクソンばりに斜めになっているモノも。
霞む目とプルプルする手でセットするのは中々骨が折れます。
もう少し、上手に出来る方法を編み出さねば..
佐野