海博。
GW休みの後半、我が子たちは祖父母に連れられて大阪へ。
数年ぶりに夫婦2人になりさてどうするか.. 悩んだ末この季節に行きたい場所を思い出しました。
三重県鳥羽市にある海の博物館。
建築家 内藤廣さんの初期代表作です。
25年前に竣工した博物館なのですが、当時は世の中はバブル経済真っ只中。
ポストモダンと呼ばれる言わば派手な建築が主流の時代にローコストで建築されたものです。
今現在 見てもなんのいやらしさも無く、とても好きな建築です。
この博物館 空調設備も備えてなく、自然の力で湿度や温度が調整されています。
メインの展示棟2棟の内部はアーチの木造架構。
今でも木の香りに包まれています。
そして、もう1棟は船の収蔵庫でプレキャストコンクリートのアーチ構造。
こちらは収蔵に適した湿度や温度とするために建築の素材が工夫されています。
中に入ると明らかにひんやりした空気で、自然の力でここまで出来るのかと考えさせられます。
10年前の真夏に一度訪れたのですが、さすがに暑く.. 気持ちの良い季節に再訪問したいと妻と誓ったあの日。
本当に来て良かったと思えるほど、気持ちの良い場所だと改めて感じました。
佐野