熟成。
外装に木などの自然素材を選ぶ場合、なるべく傷まないように使い、メンテナンスが軽く済む事を考えてきました。
その考えは間違えではないと思う一方、ある歩道に木のタイル使われているのを見てとても美しいと感じました。
最近 傷みや劣化とは少し異なる、美しくエイジングさせるという事に興味を持っております。
建築の完成時をゴールとするのではなく、時間の経過とともに美しくなるものを目指したい。
この歩道も出来たばかりより、きっと今の表情の方が魅力的だと思います。
コストやメンテナンスは大事です。
しかしそれで消極的になり過ぎるのも面白くない、小さなことでも挑戦していく精神を持たねばと。
佐野