足場バラシ2。
鴨江の家の足場バラシに引き続き小規模保育所の現場もバラシ前検査を行いました。
こちらの現場も週に2回前後は進捗を確認してまいりましたが、改めて2人の目で確認です。
表面が非常にラフで粗い仕上りとなっているベイスギ下見板張りの外壁。
幅、厚み、粗さ加減、反りなどかなり色々な状態の材になっているため、扱い方が非常に難しいと感じました。
通常であれば面や通りが揃い、塗装の色味もある程度コントロール出来るところ半分制御不能な印象。
しかし、そんなラフな材からはイミテーションでは得られぬ強い質感があります。
竣工した時がピークではなく、エイジングしていくことで成熟に向かう。
子供達が成長していくように建物も育って欲しいという願いを込めて採用しています。
ですから、普段は絶対に許さない隙間やズレなどなど大らかに許容してしまおうという考えなのです。
そんなこともあり外壁部の検査では指摘はほぼ無し。
続いて屋上防水もチェック。
防水こそ仕上がった状態を見てもほぼ意味はなく、下地や端末の納め施工図で詰めた二重三重の止水を進捗ごとに確認することが大事なのではと思います。
大きな問題も特になく、ほぼ清掃のみの指摘結果となり一安心。
内部の方でも下見板張りが進み段々と形が見えてきました。
完成がどのようになるのか、楽しみです。
佐野