再び手塚建築。
先週行われた、手塚建築研究所が手掛けた幼稚園の内覧会。
大きな軒で各教室が覆われいて、いわゆる室内の廊下は存在しない園舎です。
園児たちは軒下をぐるぐると走り回り、暑い日も寒い日も雨の日も、外遊びのなかで楽しくたくましく成長して欲しいという願いでつくられているとのこと。
少し変形していますが概ねL型の敷地に、園舎はひょうたんのようにくびれている形状をしています。
隣接する公園の方向へ繋がる様にされたオープンな配置計画。
地域に開かれた幼稚園という印象を受けました。
軒下をぐるぐると..ということだからか、撮ったものを後で見返えしてみたら軒下の写真ばかりでした。
とにかく色々な場所の軒下があり、大人も子どもも関係なく気持ち良い。
今年に入って3つ目の手塚建築の体験になったのですが、どれもが分かり易く大らかであり気持ち良いものばかり。
特に感じたことは、自由さです。
安心や安全、管理し易さなど大事ですが、そういう事ではなく如何に自由なものに出来るのか。
楽しそうだなと感じる場所には、やっぱり子ども達は自然と集まるんだなと思いました。
佐野