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オープンデスク。

事務所では今週月曜日から学生さんがオープンデスクに来てくれています。

彼は建築を学ぶ中で、設計概念や主旨やコンセプトなどを思考することにとても興味があり、好きだと言います。
アルバイトなどはせず学業に専念しつつ、学生コンペなど積極的に参加しているとの事。ただし設計概念などを考えることは好きでも、それをどの様に形にして良いか分からず行き詰ってたところ、実際の設計事務所ではどの様にしているのか?という疑問を抱いたそうです。

早速設計事務所のリサーチを行い、辿り着いた弊社のウェブサイト。
基本コンセプトとして掲げている抽象的なもののデザイン(=具現化)に共感が持てたと同時に具現化の過程に興味を持ったという事でした。

二十歳になったばかりの青年とは思えぬ、社会に通用するであろう問合せメールの文面から既に人間性がひしひしと伝わってくるほど。そして動機が本当にピュアで建築の事が大好きで真っすぐです。会ってみると想像以上に好青年で素直で正直な人柄に、即受入れとなりました。

2週間くらいは連続して来た方が良いよというと、今週から8月末まで夏休み全部来たいと言うではありませんか。
当然、二つ返事でOK。

現在も8月末締め切りの学生コンペに参加しているという事で、オープンデスクに来ている間に事務所でまとめていこうという事になりました。

所員みんなで意見交換をしたり、アドバイスをしたり、彼が考えていることを聞いたり。

また、良き提案が出来ても実現出来る技術力がなければそれは残念な事。
私達の技術の原点である公共建築の業務は、建築をつくる上での基本的な技術になっています。

住宅も店舗も工場も事務所もどんな建物であっても国が定めた法と標準仕様に基づいてつくられます。民間物件だから守らなくても良いという事は無く、分かった上で省略すること、して良いこと、ダメなことは基本を知ることで判断出来ます。

基本が備わってるから応用が出来るんだ、という事を身をもって体験してもらえるように現場打合せなどにも積極的に連れ出しています。改修工事という一見全くクリエイティブではない仕事でも、その大切さを説明すると乾いたスポンジの様にどんどん吸収する反応。

偉そうなことは言えませんが、人に教えたり伝えたりしようとすると自分の考えが必然的に整理されます。ヤル気のある人間に応えるためには、同じ熱量を持って接する必要があり、自分自身もパワーを頂いております。

こんなヤル気のあって素直で真っすぐに建築が好きである彼の様な人を、事務所の一員として迎えられたら最高だなと思いました。

佐野

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