見学会。
本日は、静岡県建築事務所協会が主催する木造建築物の見学会へ行って来ました。
見学会場は、浜松市天竜区役所・天竜消防署。
竹下一級建築士事務所 所属時に担当したということで私にも声を掛けて頂き、元上司と参加です。
今回は設計者として説明させて頂く側でした。
天竜区役所・天竜消防署は、大規模木造建築物という事で浜松市内でも数少ない実例になります。
竣工後5年程建ちますが恐らく市内(市立)では、最も最新の木造建築だと思います。
木造とは言うものの、実際は木造と鉄筋コンクリートと鉄骨の混構造で基礎は免震構造です。
この木造の特徴は集成材を使わず一般流通製材だけで成立させることを目指していまして、
2階梁は12.6mのスパンを架け渡していますが、一般流通材をトラス梁にすることでこれを実現しているのです。
屋根面の太陽熱を利用し、暖かい空気を建物内へ循環させるシステム。
蓋を開けて手を入れると暖かい空気が下へ流れているのが分かります。
ぞろぞろと異様な団体..
竣工後5年という状態を見ることは、良い経験になりました。
傷んでいる部分や想定とは違う使われ方など、反省して次に活かしたいですね。
佐野