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大人の修学旅行 vol.1

先週末は、大人の修学旅行と題し、気の許せる友人達と福岡県へ。
ほぼグルメ旅行が目的?でしたが私としては、道中の建築が気になるところであります。
1泊2日の1日目は、太宰府市に向かいました。

太宰府天満宮の表参道を歩くと現れるのはSTARBUCKS COFFEE 太宰府天満宮表参道店です。
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隈研吾さんの設計です。
多くの観光客が足を止めて見入っていましたが、木組が突き出している姿はインパクト大。

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木組を見上げるとこんな感じで、複雑です。
どうゆう順番で組んで行くのでしょう。

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こちらは、看板。
先日出来たばかりの弊社のサイン看板と同じくリン酸塩処理のものです。
これは、弊社の物の方が美しい! 気がしますっ!

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アプローチ部分。
店内はかなりの混雑でレジ待ちの列が..

そして、中へ入ってみることに..
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店内にもびっしりと木組がされています。
木組の隙間からトップライトの光が柔かく抜けて落ち着く空間となっていました。

同行した友人で鉄筋職人さんが居るのですが、彼が一言「こういう非合理的なものは好きではない」と。
彼の一言から鉄筋コンクリートの合理性をよく理解しているんだな~と感じました。

その時は説明出来ませんでしたが、この木組は決して飾りではありません。
筋交いとして建物を支えていて、構造的に意味のある物なんですね。
合理的かどうかは??ですが、今度会ったら言わなければ~。


そしてこの後、太宰府天満宮本殿へ。
つづく。

佐野

Posted on
Feb 08, 2016 at 8:00 PM
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Author
sano

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世界のANDO。

今から11年程前、スペインへ旅行に行った時のことです。
研修旅行という事でガウディの建築や美術館など見て回りました。

これは当時のサグラダ・ファミリアになります。
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長い年月の内の11年などちっぽけな時間かもしれませんが、当時はこんな感じで足場が組まれていたんですね~。
画像が粗いですが、デジカメの画質も10年前とは比べ物にならないです。
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石の装飾が芸術的です。
これが建築の仕上げであり構造でもあるとは信じられません。
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さてパリでも有名なピカソ美術館(バルセロナ)に行った時のこと。
とても混雑していたのを覚えております。
中でも特に人だかりが出来ていた場所があって、何だろう?と見てみると、なんと安藤忠雄さんがいるではないですかっ!
サインをもらおうと思ったのですが、取り巻きが大勢でとてもそんな状況ではなく諦めたんですね..

ところが、一通り美術館見学を終えるとカフェで安藤さんが休んでいる~!!
即ミュージアムショップで本を購入しサインをお願いしたところ快くして頂きました。
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シュッシュッシュッ!! 落書き!? 否っ!! 多分サグラダ・ファミリアだ!(という事にしよう!)
ペンを走らせている間、描いている部分を見てない..さすがです。

そして安藤さん「しっかり勉強し~や」とハスキーボイスで一言。
昨日の事の様に覚えております。

最近は定期的に大阪へ行き来しているので、世界のANDO建築を見て回らなければ。

佐野

Posted on
Feb 05, 2016 at 12:00 PM
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sano

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豊岡総合会館へ。

弊社と親交の深い渡辺隆建築設計事務所さんが設計監理をされている(仮称)豊岡総合会館の現場へお邪魔させて頂きました。

地域に根付く公共のコミュニティ施設なのですが、とにかく長い!
切妻屋根の平屋で、なんと全長100mもあります。
北側にある小高い山から見下ろしてみると遠くの山の緑と見事に調和していました。
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こちらは南側正面ファサード。
コンクリートフレームと開口部というルールで構成されているそうです。
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屋根は折板。
折板屋根というと通常は工場や倉庫などでよく見かけるのですが、ここではいつも見る折板とは一味違います。
細部に渡る納まりが綿密に検討されていますね~。
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軒先のディテール。
野暮ったくなる折板の軒先フレームはオリジナルで特注製作!
カチッとした印象でありつつシャープに出来上がっています。
重要な部分です。
ガンダム好きな渡辺さんらしい形状です。
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こちらは深く伸びた軒下。
鉄骨の垂木はH鋼を鋭角にカットしている所など苦労が目に浮かびます。
現場では職人さんが耐火塗装を塗っていましたが、難しそうでした。
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コンクリート打ち放し仕上げ。
ラワン合板型枠を使ったもので、あまり見ることが出来ない仕上げです。
ラワンの木目が薄っすらと転写されて良い雰囲気です。
取り入れてみたいけど火傷してしまいそう..
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内部は足場で満たされていたので撮ることが出来ずでしたが、
あらゆる部分が「濃い」豊岡総合会館は、3月に竣工です。

地域の多くの方に親しみを持ってもらえる建築になったらいいですね~。

佐野

Posted on
Feb 04, 2016 at 7:00 PM
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Author
sano