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バリカン。

本日で8月もいよいよ最終日。
夏も終わりですね。

しかし残暑はまだまだ続き、日が照れば雨が降りの繰り返しです。
そうともなれば、芝生も雑草もよくもまあ成長する事。

もう我慢も限界です。
芝刈り機とバリカン、購入しました。
これさえあれば、芝刈りなんぞあっという間です。
barikan-1
事務所の芝生は小規模ですから電動芝刈り機の様な図体の大きなものよりコンパクトな手動がきっと良かろう。
刈り込み出来ない端部はバリカンを使用すれば完璧です。

とある日曜日、芝刈り機の回転刃と固定刃を調整し、いざ刈り込み!


カラカラと空回り.. 何度やっても上手く刈れず。
きっとやり方が下手なんでしょうね。

カラカラ音が庭に虚しく響く..

気持ちを切り替えて、バリカンで全部刈る決意をしました。
バリカンは、簡単でどんどん刈れます。
電源コードを手繰り寄せながらノリノリで刈り込んでいきます。


数分後。

がちょーん。

barikan-2

手繰り寄せたコードが見事歯の間に挟まり一瞬で切断。
本当に我ながら残念です。

しかし、万が一を考えて外部用延長コードも購入していた為、作業継続!
さすが私、残念な自分を想定済みです。
お陰でバリカンだけで全て刈り込み完了。

barikan-3
スッキリしました。

しかし、また暫くしたら再度刈らねばいけなくなるでしょう。
何方か、手動芝刈り機の使い方レクチャーして下さい!

佐野

Posted on
Aug 31, 2016 at 9:30 PM
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Author
sano

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境界。

お盆休みに三保松原を訪れた時に波打ち際が砂利になっていたこと、河と海によって出来た地形がとても印象に残りました。

その後数日間思い耽り、河が海に変わるところはどうなっているのか?という興味が湧きあがりました。
そういえば、地元の天竜川と遠州灘の境界を見たことが無い.. 
今更気付きました。と言うか考えたことが無かったです。

ある日の夕方に行ってみました。
kyokai-1
やはり、河口付近は砂利なのでしょうか。
私の知っている遠州灘は波打ち際も砂浜です。
東へと歩を進めます。

右側、遠州灘。
荒れる波が立っています。
kyokai-6

左側、天竜川。
kyokai-4
穏やかな水面で、流れは殆ど無いように見えました。

そして、その間である境界部分。
kyokai-3
右から押し寄せてきた波が河のゆっくりした流れにより相殺されています。

右を向けば、荒れる波、左を向けば穏やかな水面。
両方とも大きな力を感じます。
一つの場所でこの様な現象が起きているとは、なんと面白い。
まさに静と動。そして、その間の境界。
自然界が創りだす中間領域の体験は個人的に非常に興味深いものでした。

しかし車を降りてからが長かった、砂に足を取れらながら往復で約1時間。
帰りは、灼熱の西日でオアシスの蜃気楼を見ているようでした 笑
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佐野

Posted on
Aug 30, 2016 at 11:30 PM
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sano

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渡辺さん。

先週末、渡辺隆建築設計事務所さんの内覧会へお邪魔してきました。

大小三3つの箱が寄り添って構成される住宅です。
senkansan-1

敷地は奥に向かって斜面になっていて、斜面に沿って少しずつ箱の置かれる高さが上がっていきます。
3つの箱はそれぞれが角と角で接していて、箱と箱によって出来た三角形の部分がインナーテラスの様になっています。

ところが箱と箱は厳密に言うと少し間があいています。
画像でも隙間が分かると思います。

少し隙間があることで「箱」であることがより明快に見えます。
プロダクトデザインを好まれている渡辺さんらしい建築ですね。

箱で囲まれたインナーテラスは、内部ですが箱の外であり外部の様な場所。
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出入り口は外部用のアルミサッシ、箱の隙間、分かりますでしょうか。

拡大。
senkansan-4
この僅かな操作が、絶妙です。
渡辺さんのデザインは、この様な絶妙なさじ加減がよく見られるのですが、いつもその感性に魅了されます。
建築やグラフィックなどがプロダクト的作られ方なのは過去から一貫されていて、それは他にはないオリジナリティだなぁと改めて感じました。
これまでの建築、プロダクト、グラフィック、設計活動において一つ筋が通っていると感じられたのは、さすがですね。

渡辺さんありがとうございました。

佐野

Posted on
Aug 29, 2016 at 11:00 PM
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Author
sano