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河合さん。

先日、岐阜県で活動されている河合啓吾建築設計事務所さんの内覧会へお邪魔してきました。
今回はなんと2作品同時の見学です。

一つ目は、ローコストRC住宅。
lcrc-1
建築の殆どの材料を規格寸法で構成することにより、加工による手間を省力化しています。
建築費のコストの半分以上は手間とも言えますから手間を減らすことはコストダウンにつながります。
この住宅は、加工をせずに(または手間の掛る加工しない)造ることを極限まで詰められています。

パネルの規格サイズで出来た2つのRCボックスとその間の半屋外スペースという構成。
lcrc-2
規格寸法で構成されていますから、目地や割り付けのラインも自ずと揃ってきます。

出来栄えからは物凄く手間が掛っていそうな感じでしたが、お聞きした所 RC造とは思えぬ建築費でかなり驚かされました。
加工手間を抑えること、大事ですね。
とても勉強になりました。

佐野

Posted on
Aug 22, 2016 at 7:00 PM
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Author
sano

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撥水材。

上山手の家の外壁は、フレキシブルボードというセメントと補強繊維が主原料のボードです。
基本的にセメントですからそのままですと水が染み込んでしまいます。
その為、仕上げとして撥水塗装を施します。

これは撥水材を半分塗ったサンプル。
塗った直後は、濡れ色ですが乾けば元の質感に戻ります。
shiage-3
しかし塗られた様に見えませんね。

本当に塗ってあるのか試しに濡らしてみました。
shiage-4
左側が撥水し、右側は染み込んでるのが一目瞭然。
大丈夫そうです。

外壁全体の撥水塗装を終え足場のメッシュシートがついに外されました。
漸く外壁がお目見え。
ヨロイ張りの陰影もしっかり出ています。
gaiheki

フレキシブルボードを採用するのは初めてでしたので、色々と慎重に進めてきましたが、やはり中々難しい材料です。
現場監督さんや職人さんと検討を重ね何をどうするとどうなるか、今回随分と理解できました。
次に採用する場合に活かしたいと思います。

佐野

Posted on
Aug 19, 2016 at 9:00 PM
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Author
sano

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三保松原。

国立西洋美術館と同じく世界遺産つながりで、静岡市の三保松原へ訪れてみました。
こちらも、我が子には少し渋い名所..
近くにある東海大学海洋科学博物館へ先に行き、海の生き物と触れ合せ十分楽しませてからの、三保松原。

mihonomatsubara-1

初めて訪れました。
天候が微妙で本来は青い空と海、そしてこれまた世界遺産の富士山が見える予定でしたが、もやもやで全く見えず。
世界遺産3本立て思いつきプランは達成できませんでした。
ただ天候が多少優れなくとも観光で訪れている方はかなり居て、とても賑やかでした。

総延長7km、3万本以上の松林が生い茂る海浜。
mihonomatsubara-2
子ども達も、意外と喜んでくれました。
むしろ結構はしゃいでいました。
さすが世界遺産。

砂地の松林を抜けて波打ち際に近づくと砂が砂利に変わるんですね。
砂利と言うか小石位の大きさです。

mihonomatsubara-3

何百年も掛けて安倍川から流されてきた土砂が、太平洋の荒波に運ばれて出来た砂嘴(さし)と言うクチバシ型の海岸。
この美しい海岸も年々波によって浸食されて、海岸線が随分と後退しているようです。
もしかしたら元々は砂で覆われていたものが、波で流されてしまった結果なのかもしれませんね..。

海岸を守るためにテトラポットを設置することも出来ますが、今度は景観を損ねますから悩ましい問題です。

佐野

Posted on
Aug 18, 2016 at 7:00 PM
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Author
sano