夏になるとよくする会話、お盆休みはいつからいつまで？
気付いたら来週まで迫っておりました。

大したこともしてないのに日々に追われ休みの計画など全く立てておらず..　汗
お盆休み位は、子ども達の喜ぶところへ連れて行ってあげたいと思ったり、しかし何処へ行っても混んでるしな..と思ったり。
今更考えだしても手遅れかも知れませんが、どこかあるはず。もう少し考えねば。

ところで先日、近代建築の三大巨匠 ル･コルビュジエの作品である国立西洋美術館がついに世界遺産に登録されましたね。
実に素晴らしいことです。

casaBrutusのル･コルビュジエの教科書を購入し、パラパラと読んでいたところ。
「ニッポンに息づくコルビュジエDNAの継承者たち」というページがありました。

そこにはコルビュジエに師事した三代弟子である前川國男氏、坂倉準三氏、吉阪隆正氏を筆頭に影響を受けた方々の名が。
そういえば..と、よく思い出してみたら、私達の出身事務所の現会長は坂倉建築研究所の出身。

コルビュジエ、坂倉先生には直接ではないものの、出身事務所の会長の教えは自分たちの中にかなり植えついています。
今もその教えがあらゆる判断に影響しているのは事実。
という事は、私達の中にも薄っすらとコルビュジエのDNAが！！

これは、お盆休みの行き先は国立西洋美術館でしょうか。
私の中のDNAが呼んでいる！

だけどなぁ、子ども達には絶対反対されそう..

佐野

地元の業界では知らぬ者は居ない、いえ、全国に名を馳せると言っても過言ではない大先輩設計事務所 ナウハウスさん。
今回そのナウハウスさんが企画された、その名も「ナウ･サミット」に参加させて頂きました。

建築前線の集い、真夏の夕暮れのひとときを美味しい食事とお酒で一期一会の時間を楽しみましょうと、多くの関係者が参加されました。
大学の先生、同業の設計事務所さん、工務店さん、設備屋さん、造園屋さん、ウェブデザイナーさん等々。

各々インタビュー形式の自己紹介を行いとてもアットホームな雰囲気で賑やかにそして楽しい会でした。
特に所長の突っ込みが面白く、なかなか終わらない。
全員の自己紹介を終えるのに3時間半！笑

途中に休憩といい所長自らローストチキンを振る舞って頂いたり。（とても美味しかった！）

色々と本格的な会で驚きましたが、笑の中に垣間見える所長の建築への情熱が随所で感じられたのは物凄く刺激になりました。
私の親よりも歳が上にも関わらず、まるで少年の様に無垢な建築への想いに完全にやられました。

長年お付き合いされた現場監督さんは幾度となく所長と喧嘩したと言っておりましたが、なんと楽し気に話すではありませんか。
私も「こうなりたい」と思いました。

帰り際改めて、ナウハウスさんの事務所を振り返ってみました。

ナウハウス事務所にお邪魔するのは初めてだったのですが、以前から気になっていたこのBody & Soulという言葉。
そのまま訳せば、身も心も や 心身ともに、となるでしょうか。

事務所が建設されてから31年だそうです。
当時30代前半、今の私よりも若いころにこの言葉を自邸兼事務所へ刻んだという事になります。
強い信念が無ければ出来ないことです。

鈴木所長、スタッフの高橋さん ご招待ありがとうございました。
良い刺激を良い出会いを頂きました。

佐野

上山手の家は、漸くトップライトの施工に取り掛かりです。
屋根防水を終えてから十字型の穴を暫く覆ってくれていたブルーシートくんを久しぶりに捲りました。

内部ですが、外部のようで不思議な感じです。

壁や、開口部が出来てからトップライトの光を入れたことがまだなかったので、直ぐに下へ降りて確認してみました。

光で満ちた吹抜けが部屋の中から確認出来ました。
明暗の対比がよく分かります。

この日は曇りでしたので、晴れた日はまた違った表情になると思いますし、
内壁の仕上げもされてくると更に陰影なども加わりますので、完成形が楽しみです。
まだ詰める部分が多々ありますが..

佐野