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spain研修 2日目pm。

1月末に行ったスペインのバルセロナとマドリッドへ研修旅行。
この研修は、異国の文化、建築、美術、食を生で体感することを目的としています。
研修 1日目はこちら研修 2日目amはこちら


2日目の午後は、中心部から少し離れた場所にあるモンジュイック地区へ向かうことに。
1992年に開催されたバルセロナオリンピックのメイン会場などがある小高い場所でバルセロナの美しい街が望めます。
日暮前には再び中心部へ戻り、念願のカサ・バトリョへ訪れることが出来ました。
ガウディが手掛けた建築は曲線と細部の装飾が多用され、その独創的なデザインは類を見ないと思います。

「美しい形は構造的に安定している。構造は自然から学ばなければならない」
ガウディの言葉の通り、自然へ向き合い、そこから生まれた建築だと感じることが出来ました。

そして夕食は、地元バルセロナの人達にとって季節の風物詩カルソッツ(焼きネギ)を。
パエリヤ、タパスだけでなくこのカルロッソも絶品です。


2日目pm..

昼食後は、最寄りの地下鉄駅まで向かいます。
ベイサイドを歩きます。
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地下鉄の駅に着きました。
Drassanes(ドラサネス)駅です。
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早速、購入の仕方が分からず…
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ここで、お金を入れても反応せず無駄にお金を取られてしまうというトラブルに。
切符も改札へ入れる方向・面が決まっているらしく、適当に通したらゲートにボディーブローを食らいました。
こういう事を経験すると日本はなんて便利なんだと思います。

地下鉄を降りた先は、Espanya(エスパーニャ)駅。
正面奥に見えるのは、カタルーニャ美術館です。
そこの奥へ向かいます。
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美術館前まで来ると、バルセロナ市街が一望出来ます。
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その更に奥にあるモンジュイックの丘へ。
バルセロナオリンピックのメインスタジアムです。
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この大会で、岩崎 恭子さんが金メダルを受賞したのかぁ.. としみじみ。

そしてこれは、スペインを代表するサンティアゴ・カラトラバの設計によるモンジュイックタワー。
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やっとお目に掛れました。

見上げ。
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続いて、ミース・ファン・デル・ローエによるバルセロナ・パビリオン。
1929年の万国博覧会で建設されたドイツ館です。
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水平ラインの屋根、壁、ガラス。全く古さを感じない。

モダニズムの原点ですね。
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バルセロナ・チェアは、人気で順番待ち。座れませんでした..

再び地下鉄で中心部へ。
着いた先は、カサ・バトリョ。
世界遺産に登録されている大繊維業者の元邸宅です。
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異質なデザインは、かなり目を引きます。
ミースとは正反対、ガウディは直線が極端に少ないのです。

見上げ。オフシーズンの為、かなり空いていました。
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ファサードの開口部は内側から見るとこの様になっています。
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驚くことに、上げ下げ窓として開閉出来るんですね。
窓を吊っているワイヤーが見えると思います。

自然光を多用するガウディ。
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各階で均一な光を取り入れる為、光の届く上階は窓を小さく、下階へ行くに従い窓が大きくなっています。
また、壁のタイルは濃淡のグラデーションが施され、人の感覚に対する光の均等化をもたらします。
非常に興味深かったです。

館内途中に水の自販機。
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カサ・バトリョのオリジナルウォーターです。
2€.. 異常に高いですが一本購入。

外へ出ると、日が暮れてライトアップされていました。
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次に、もう少し足を延ばしてカサ・ミラへ。
世界遺産に登録されている実業家夫妻の元邸宅です。
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タイムアウト、入館できませんでした。
開口部から見える内部が非常に面白そうで.. ここまで来て悔しい。

最後に、本日の夕食です。
パエリアやアヒージョだけじゃありません。
カタルーニャの冬の風物詩、冬限定のカルソッツ(焼きネギ)。
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最高に美味しい!
因みに日本のわんこそばシステムと同じで、ストップしないと永遠に追加されます。
日本語で最初に言ってください!!

3日目に続きます。

Posted on
Feb 06, 2017 at 10:00 PM
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Author
sano

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spain研修 2日目am。

1月末の6日間、スペインのバルセロナとマドリッドへ研修旅行に行ってまいりました。
この研修は、異国の文化、建築、美術、食を生で体感することを目的にしています。
研修 1日目はこちら


2日目からバルセロナの街を見て回りました。
この街には13年前に初めて訪れまして、今回は2度目になります。
聞くところによるとバルセロナに訪れる方の約7割がリピーターらしいです。
確かに私達も前回まわった場所の幾つかを再度訪れる事を計画していました。

特に変化があったのは今もなお進化し続けているサグラダ・ファミリアです。
前回は内部空間が作業足場で埋め尽くされていましたが、今回は美しく出来上がった大空間を体験することが出来ました。
写真で比較してみるとその違いがよく分かると思います。

そして旧市街のゴシック地区の路地、とても良い雰囲気でした。


2日目..

早朝、ホテルからランブランス通りに出てみると、雨..
傘は持っていましたが、心のどこかで雨は降ることは無いと思っていました。
天候ばかりは、仕方ありません。
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手始めに遠い所からという事で、世界遺産でもあるサン・パウ病院へ。(ついた頃には晴れてきました!)
設計はカタルーニャ音楽堂と同じく建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーが手がけています。
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145,000㎡の敷地内に48の建築が立ち並ぶ巨大な建物群で、ほぼ街..かなり見応えがあります。
2009年まで実際に病院として使用していたそうです。

そして次は、このサン・パウ病院の真正面にあるもの..
サグラダ・ファミリアへ。
言わずと知れた建築家アントニ・ガウディのデザインです。
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ここがお決まりの撮影スポット。

入館時に見上げてみました。
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ブロンズの門扉は日本人彫刻家の外尾悦郎さんによるもの。
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なんとこの時ご本人がいらっしゃったようです。

いよいよ入館。
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縦に伸びる大空間、以前の姿とは全く違います。

こちらが13年前。
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真上を見上げるとまるで万華鏡のようです。
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周囲のステンドグラスであしらった開口部からほのかな光が差しています。
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これは完成形の模型で、色の薄い(白色)部分がこれから造られるものです。
9年後の2026年には、ついに完成されるようですから再々訪問をしなければ。
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2026年..数字をみると物凄く未来の様に思えますが、たったの9年後なんですね。

こちらは、構造を示す模型。
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カテナリー曲線という、ヒモの両端を持って垂らしたときにできる曲線で上下逆向きにした形状にすると全ての部材に圧縮力がかかることになり、力学的に安定します。
その曲線を複合的に組み合わせたものがこの模型です。
複雑ででたらめに見えるかもしれませんが、非常に合理的な構造なのですね。

次は街歩き。
プルタル・デ・ランジェル通り。
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ゴシック地区の路地。
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最高に良い雰囲気でした。

同じくゴシック地区の路地。
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路地を歩いて行きついた所は、ピカソ美術館。
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ここの階段の場所で、13年前に安藤忠雄さんに会ったのです。
今でも鮮明に覚えております。
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もしかしたら今回も居たりして..と思ったのですが、残念でした。
入館し美術鑑賞を終えたら、昼食です。

パエリアの有名店「Restaurant 7 Portes」へ。
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ここも13年前に訪れたの場所ですが、どうしてもココのパエリアが食べたくて再訪問。

シーフードのパエリアを注文。
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最高に美味しかった!絶品です。
また来たい!!

ココまでが午前、午後へ続きます。

Posted on
Feb 03, 2017 at 10:00 PM
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Author
sano

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spain研修 1日目。

先週から今週前半まで6日間、スペインのバルセロナとマドリッドへ研修旅行に行ってまいりました。
この研修は、異国の文化、建築、美術、食を生で体感することを目的にしています。

お店等での注文システムが分からない、地下鉄の券売機にお金を吸い取られる、改札口が開かない、お腹を下す..等々そんな些細なトラブルが多々あり、それも旅の面白みです。
今回も可能な限り写真を撮ってきましたので、それらを抜粋し幾つかに分けて、時系列で纏めていきたいと思います。


0日目..

成田空港までの交通手段は夜行バスです。貧乏旅行ですから。
但し最近浜松から成田空港までのバス切符が発売されましたのでとても便利になったのです。
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座席はかなり空いていましたので、自由に座ることが出来ました。


1日目..

成田空港第1ターミナル 北ウィングに7時30分着。
案の定、あまり寝れず..
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フライト時間までかなり余裕を持って来たため空港内で少し時間をつぶすことに..
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展望デッキにて飛び立つ飛行機を見て期待に胸をふくらませます。
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いよいよ搭乗、今回はアリタリア航空です。
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ボーイングB777、これまでに経験したことのない程大きなモニターで、なんとタッチパネル操作。
USBポートまでついていてスマホやタブレットの充電まで出来てしまう優れものでした。

お待ちかねの機内食は、もちろんイタリアンを選択。
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約12時間フライト時間で一旦ローマで乗り継ぎ、更に2時間のフライトでやっとバルセロナのエル・プラット空港に。
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深夜なので、誰も居らず..

そしてホテルに着いた頃には深夜2時、ベッドで寝るのは3日ぶり位です。
事務所を出てからホテルまで約30時間、やはり乗り継ぎ便(&夜行バス)ですと一層遠く感じますね。
去年の10月からイベリア航空でついに直行便が運行され始めましたので、そちらを利用したら随分と楽になるかと思います。

2日目に続きます。

Posted on
Feb 01, 2017 at 10:00 PM
Category
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Author
sano