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T-office 躯体工事③。

T-officeの進捗状況です。

4階建てRC造のオフィスビルの3階部分の躯体工事を進めている状況です。柱の鉄筋を圧接にて延長しフープ筋(剪断補強筋)までが配筋できた段階で配筋検査を行います。

本数、径、ピッチ(間隔)など間違いが無いか施工者と監理者でダブルチェックを行い、問題がないことを確認。次工程へ進めていきます。

耐震スリット(柱や床と壁の間などに意図的に隙間を設けて、緩衝材の役割を果たすもの)も問題なし。

2階では型枠の脱型がされ打放しコンクリートが現れてきました。1階同様に綺麗に打設できている様子で安心しました。

1階ではサッシの取付けが行われています。

建物全体の出来型寸法が打放し型枠の3×6(900㎜×1800㎜)モジュールで構成されているデザインとなっています。この基準となる寸法を、一定の規則に基づき、全体のパーツへ展開させています。

サッシは重要な存在となっていて「壁」と「開口」で対の関係となり型枠と同じモジュールでミリ単位の製作、取付け精度が要求されます。同時に躯体の出来型精度も非常に重要なものとなるため、引き続き躯体工事の監理は特に重点的に行っていきます。

佐野

Posted on
Feb 19, 2023 at 2:19 PM
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sano

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Well Living 上棟。

Well Livingの現場進捗状況です。

先日の基礎工事にて立ち上がりコンクリートまで施工され、建て方工事に入りました。7寸勾配という急勾配で登り梁を受ける棟木が無い合掌構造のため、この建築も建て方に1週間ほどの期間を要しました。

上棟当日は、とても寒い日でしたが天気にも恵まれて無事に上棟式を迎えることが出来ました。

そして上棟式後には、現場にて事前告知していたお餅投げを行いました。事務所設立8年を目前に、上棟式でお餅投げをしたのは私史上初です。
本当に寒い日でしたが、多くの皆様がお越しいただき大盛況でした。

開始わずか10分足らずで全て投げ切り、あっという間の出来事でしたがとても印象に残る上棟式になりました。
引き続き現場監理を進めていきたいと思います。

佐野

Posted on
Feb 07, 2023 at 4:50 PM
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sano

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ゆりのき保育園 上棟。

ゆりのき保育園の現場進捗状況です。

精度抜群の腰壁兼基礎が出来上がった次に「あずまや」の骨格となる木造の建て方が始まりました。園舎の中央にある中庭となる部分にやぐらの様な先行足場が出来ていて何かお祭りが始まるのか?という雰囲気が出てました。

土台なしの腰壁基礎へ柱を建てていきますが、柱の長さは1.2mという長さです。私史上初の短さ。

柱と梁の接合部は、柱に先付けされたプレート金物の工法と木材の中に差し込んだボルト金物へ樹脂を注入して固める工法の2種類を併用した構造となっています。プレート金物の接合部はドリフトピンという金属の棒を木材に打ち込んでいき、樹脂は小さな穴から注入し固化させていきます。

柱脚もベースプレートへ仕込まれたボルト金物を木柱へ差し込み、ここへ樹脂を注入です。ストローの様な部分から注入して木材の中を充填します。

一般的に木造は耐力壁(筋交いなど)が必要な構造ですが、これらの接合をすることで柱と梁だけで屋根を支えることが実現できる設計をしております。

建て方は1週間ほどの日数を要して徐々に建て込みが進んでいきます。

ロフト階の剛床(水平力を負担する床構造)が出来たところ。

こちらは隅木に取り付けられたプレート金物。立体的に斜めに傾いている部分へ斜めから取り合う材を接合する部分です。設計段階から3次元モデルを使った解析でディテールを検討してできたものです。出来上がった部材をみるとなんてことありませんが、バーチャルの検討は意外と大変でした。

おおよそ建て方が終わり屋根のルーフィング(防水)まで完了したところです。

現在はやぐらの足場で薄暗い状態ですが、完成時には程よい明るさの内部の様な外部の庭が中央に表れて不思議な空間になると思います。今後は内外装工事へと進んでいきますが、木造の柱・梁などはほぼ化粧で現しとなるため、施工チームと細かな納まり検討をしっかり行っていきたいと思います。

佐野

Posted on
Feb 05, 2023 at 1:34 AM
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Author
sano