大池の家 上棟。
静岡県掛川市内に計画している住まいの大池の家の現場進捗状況です。八角形の基礎が立上り、建て方前日に土台据え付けが行われました。
翌日から建て方を開始。天候に恵まれました。部材数が多く順序もそれなりに複雑なため棟梁さんの指示によって、大工の皆さんとレッカーさんの連携が見事です。
午前中におよそ2階床梁まで組みあがりました。45°角度がふられているのが分かります。
夕方には化粧垂木が掛かり、建物の全体姿が見えてきました。ダイナミックな屋根です。
翌日からラワンの化粧野地板の張り込みです。垂木は全て現しになり、配線と断熱と通気はその上に別の層を設ける設計になってます。
45°の部材仕口です。プレカット前に3次元CADにて各部分ごとの確認を全箇所行いました。実際の仕口をみると、うまく出来たなと感じました。
作業が更に進み、屋根の防水が施工されました。こちらはLDK。屋根の掛かる方向と間取りの向く方向がずれているのが不思議な空間に感じます。
こちらはセカンドリビング。
サブタイトルになっている軒下の角面たる場所、ここはポーチになりますがとても気持ち良い覆われ具合の軒下になりました。
スチール製の手摺の溶接モックアップです。細い部材の溶接部では鋭角や鈍角で取合う部分が出てきます。そういった部分の溶接盛りがいかに美しく仕上げられるかの相談をさせていただく中で出てきたコレ。素晴らしいの一言です。
外部の色決めサンプルです。ラワン構造用合板に着色をする設計ですが、構造用となると色味が白っぽいものや、ブルーステイン(表面に青いインクをにじませたような)が入ったものであったり、それらの基材色に影響されにくい塗装を採用します。
引き続き、仕上工程に少しづつ進んでいきます。形になっていくのを見るのはやはり楽しい!
佐野